〔ヒトパピローマウィルス感染症〕
ヒトパピローマウィルス(HPV)は良性病変(尖圭コンジローマなど)や悪性腫瘍(子宮頸がんなど)の原因ウィルスです。多くの女性が無自覚で HPV に感染し、生来の免疫力で HPV を自然排除します。一部の感染女性で HPV は自然排除されず残ります。子宮頸がんの 99 %は HPV 持続感染が原因で生じる異形成や腺異形成から発生します。
シルガード・ガーダシル・サーバリックスの接種が可能です。
〔肺炎球菌感染症〕
細菌である肺炎球菌によって発症する呼吸器感染症です。肺炎球菌は主に気道分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3~5%の高齢者では上気道(鼻や咽頭)に肺炎球菌が常在します。これが下気道(気管支や肺)に進展すると、気管支炎・肺炎・敗血症などの合併症を生じて重症化する場合があります。
※肺炎球菌ワクチンは不活化ワクチンです。
〔風疹(三日はしか)〕
風疹ウィルスによって急激に発症する、発熱と発疹を伴う感染症です。妊娠20週までの妊婦がかかると、児が先天性風疹症候群(感音性難聴・先天性心疾患・白内障・緑内障・精神運動発達遅延など)として出生する可能性が高いです。特に30~40代の男性で抗体が少ないので家庭内感染に注意しましょう。
※風疹ワクチン・麻疹風疹混合ワクチンは生ワクチンです。
〔インフルエンザ〕
インフルエンザウィルスによって急激に発症する全身性感染症です。通常初冬から春先に流行し、多くは自然治癒しますが、肺炎・気管支炎・脳症・ライ症候群・心筋炎・中耳炎などを併発する場合があります。 小児・妊婦・高齢者で重症化しやすく優先接種対象者を中心にワクチン接種を推奨します。
※インフルエンザHAワクチンは不活化ワクチンです。
〔ワクチン接種の注意点〕
- ●37.5℃以上の明らかな発熱時は接種不可です。
- ●かぜ症候群などのウィルス性疾患を発症した場合は、治癒後二週間あけて接種できます。(生ワクチンを接種する場合は、治癒後四週間あけて接種できます。)
- ●ワクチン接種後は30分ほど院内で経過観察する必要があります。アナフィラキシーや血管迷走神経反射による失神などの多くはこの間に発生します。
- ●ワクチン接種後に副反応がなければ当日入浴できますが、瞬発力を要する激しい運動を控えて下さい。
〔診療案内〕
診療科目:産婦人科・女性内科
診療時間:午前 9:30~13:00/午後 14:30~18:00
診療受付:午前 9:15~12:30/午後 14:15~17:30
曜日 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 |
---|---|---|---|---|---|---|
午前 | 理事長 | 理事長 院長 |
院長 | 理事長 院長 |
理事長 院長 |
理事長 院長 |
午後 | 理事長 | 院長 | 休診 | 院長 | 院長 | 休診 |
手術 | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◯ | × |
※日曜日・祝祭日と水曜日・土曜日の午後は休診です。
※月曜日が祝日の週の火曜日は、終日2診(院長診・理事長診)です。
※診療担当医の指定をご希望であれば、受付にお申し出ください。
※診療担当医は全員男性です。当院に女性医師は在籍していません。
※診療費用のお会計は、現金のみ対応可能(キャッシュレス非対応)です。
※多目的トイレ・ウォーターサーバーを利用できます。
※自動販売機・キッズルーム・公衆電話・敷地内喫煙所はありません。
※授乳やおむつ交換が必要であれば、受付にお申し出ください。
※一般診療外来は予約患者さま優先です。以下の特殊診療外来をご希望であれば、ご来院前に電話予約をお願いします。当日予約は応相談です。
出生前検査・遺伝カウンセリング・胎児3D/4D超音波検査・胎児性別評価・つわりの点滴治療・妊活 (プレコンセプションケア) カウンセリング・不妊症カウンセリング・不育症カウンセリング・レディースドック・卵管通水検査・子宮内システム(ミレーナ®)挿入・ワクチン接種